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知らなきゃ損する!?不動産チラシの見方

土地探しをはじめるとまずは見るのが不動産のチラシ。
でも、なんだかわかるようでわからない。
「市街化調整区域って?地目は畑でも家は建つ?」そんな疑問をよく耳にします。
また、「予想外の費用が掛かって安かったはずが高くついちゃった!」なんて声も。
そんな疑問を解消し、失敗を回避するための情報を掲載します。ぜひご参照ください。



(1)物件種目

・売土地  売地(中古住宅 新築戸建 中古マンション 新築マンション) ・売地(古家付)という表示の場合・・・更地渡し  現況渡しどちらか確認。現状渡しの場合、既存の住宅などを解体する費用が掛かるので物件価格とは別で予算を考えましょう。


(2)価格〇〇〇万円  坪あたり〇〇万円(土地には税金はかかりません!)


(3)所在地〇〇市〇〇町字〇〇まで


(4)交通(最寄駅)鉄道〇〇駅まで徒歩〇〇分


(5)土地面積:〇〇.〇〇m2(x0.3025=〇〇.〇〇坪)

*延長敷地やセットバックといって、消防などの関係で道路の接地状況などに応じて家を建ててはいけない部分がある場合 有効面積は減少しますので、そこをチェック!!
例:土地は50坪でも、セットバックなどで家が建てられるところは40坪など


(6)私道・公道

*公道4m未満2m以上の場合は セットバックが必要なので注意
*私道は民間が管理(U字溝フタ  排水つまり  アスファルト補修)なので、別途お金が必要になることも。


(7)地目:宅地(畑  山林・・・などの場合住宅を建てるためには許可の申請が必要になることもあります。)家が建つか建たないかは、下の「住宅が建てられる土地かどうかのチェックポイント!」をご参照下さい。


(8)道路:〇側  約〇.〇mの公道に間口約〇.〇〇m接する


(9)建築条件:建築条件付 建築条件なし

条件付きの場合は不動産屋さん指定の建築会社に住宅を頼むことが売買の条件です。


(10)現況:更地 古家付(〇〇年〇月  新築)など


(11)設備:電気  ガス  上水道  下水道  側溝  浄化槽

などなにが使えるかが表記。
ただし、前の道路にまで来ているということだけなので、自宅のメーターまで引っ張るのには別途費用がかかります。
表記がない場合は、かなり遠くからひかなくてはならないため費用がたくさん掛かると思われます。


(12)特記事項:(土地権利は所有権物件を通常としていますが定期借地権もあり)

一般建築不可  旧既存宅地  告知事項ありなど
※既存宅地の場合は、用途に関係なく基本的には住宅の再建築が可能ですが、道路接地などの条件を満たせるか確認が必要です。
※告知事項とは、事件などがあった可能性があるので確認を。


(13)建ぺい率:60%

100坪の土地に60坪の平屋までの大きさが建てられます。
*セットバック部分は除く


(14)容積率:200%

100坪の土地に200坪の床面積の家を建てられます。
*同時に建ぺい率を注意*セットバック部分は除く


(15)用途地域:無指定  第1種低層住居専用地域 他

市が定めた、何用の土地、地域かということです。


(16)明渡:相談(引渡日  引渡条件:現況渡し  更地渡し  造成渡し)

*居住中や売られる方の都合(学校  新居)の場合が多いです。


(17)都市計画:都市計画区域内(市街化区域と市街化調整区域があります。)

市街化調整区域となっている時は、おおむね住宅建築は不可です。
*分家用地 一定の店舗(都度 市建築指導課確認)、既存宅地などの例外もあります。

都市計画区域外(岡崎市一部の旧額田町の一部 豊田市足助町他)

*家を建てることは法律的には可能ですが、水道やガスなどが来ていない可能性もあるのでライフラインの確認が必要です。


(18)最適用途:住宅地  アパート用地  資材置場


(19)規制:法令上の制限

(例)農地法:農地転用
がけ条例
宅地造成等規制法
(都計法)高度地区
(基準法)第22条
ここに記載があった場合、造成などで費用がかかることもありますのでいくらぐらいかかるか確認するのがおすすめ。


(20)小学校区  中学校区

 

(21)取引形態
仲介の場合は手数料が必要:手数料 3%+6万円+消費税
売主の場合は手数料不要

*その他の表示:免許番号  社名  住所  TEL番号の記載があるか確認
情報公開日(古いものはなぜ売れないのか?)


住宅が建てられる土地かどうかのチェックポイント!

(7)、(15)、(17)の組み合わせによっておおむね分かります。まずはご確認ください。ただし、最終の確認を必ず不動産屋さんにしてみてくださいね。


  Case1 Case2 Case3 Case4
(7)地目 宅地 田、畑、雑種目 宅地 田、畑、雑種目
(15)用途地域   第1種低層住居専用地域 旧既存宅地もしくは
開発審査会基準16号
一般建築不可
(17)都市計画 市街化区域 市街化区域 市街化調整区域 市街化調整区域
  建設可 おおむね建設可
(許可、届出による)
おおむね建設可
(許可による)
おおむね建設不可
※分家住宅、一定の店舗

(21)までをチェックすると、載っていないけどお金がかかる可能性があるところもいくつか確認いただけたかと思います。物件価格が安くてもぜーんぶ合計すると意外とそうではなかったり、またその逆もあります。知って確認しておくことが大切ですね。
具体的に解体費用や工事費用などを知りたい場合は、不動産屋さんや工務店さんに見積もりをお願いすると教えていただけるはずです。


候補地が決まったら必ずやってほしいこと


(1)まず現状確認!

周りの雰囲気や音などをできれば、朝、昼、夜確認を。
昼間はよかったけど、夜は車の抜け道になっていたり、街灯が少なかったり。
ウィークデーと休日も車通りが変わることが多いので、それも確認がお勧めです。


(2)通勤、通学道もチェック!

地図で見るだけでなく歩いてみてください。
(1)の通り、夜の街灯の数や人通りなども実際の通勤通学時間で見られるとベストです。
地図だと太いはずの道が細かったり、歩道が狭かったりすることもよくあります!


ここでは簡単にチラシの見方をお伝えしました。
講義では、契約時の注意事項や交渉できる内容などもお伝えしていきますので、もっとしっかり知りたい!というかたはぜひご受講くださいね。


もっと詳しく知りたい方はぜひ講座にご参加ください!